根室カニ漁船銃撃事件について
この事件がマスコミに発表されてから2週間経つが、マスコミは事件の本質を付いていない様に思える。曰く ”もともと北方領土は日本固有の領土である。”、 ”実は近年のカニ漁船の多くは国境を越えた違法操業が多い” 等など、しかしこれだけでは正確に根室の実体を報道したとは云えません。大多数の人々は北方4島なる言葉に、誤解している現状を踏まえた上での報道も必要と考えます。根室の漁民から見た国境は北方4島ではないのです。今回もごく少数のテレビでしか報道されませんでしたが、根室のノサツプ岬から見た貝殻島は約4キロしかなく、しかも所謂国境はその中間点の2キロなのです。花咲カニはある程度沖に出ないと小カニしか獲れないとの事です。しかも距離は2キロです。最近の漁船は船足が速くすぐに目的地に到着します。とこれまでは岸から第3者的に見た情景です。
此処で視点を変えて我々が猟師の視点で海側から貝殻島とノサツプ岬を眺めて見ましょう。此処は国境の2キロ地点とします。此処まで来ても貝殻島なんてさして大きくも何とも無い。後ろを振り返って見る。海水浴場でボートに乗って少し沖に出た位の距離で売店や展望台が見える。この感覚では越境なんてとても思えない。政府やマスコミは北方4島とは言うけれど、もっと現実的にはこの小さな島の中間が国境なのだ(灯台一つ建つのがやっとの大きさ)
映像的にマスコミが伝えるのは岸から見た海です。国境から見た根室は映されてはいません。そこに世論が盛り上がらない原因が潜んでいるのかも知れません。地元の人々の苦悩が伝わって来ないのです。一方銃撃を行ったロシア人は如何でしょうか。視覚的に想像して下さい。ロシア船は沖から漁船を見た訳です。根室の岸は大陸として目に映っています。一方ロシア人の云う自国である、国後や択捉はこの地点からはよほどの事が無い限り見えません。この状態で、例え違法操業の船がいたとしても銃撃する行為は、平和な日本人の感覚からは考えられない事態です。 この後は皆さん考えて下さい。
追記 4島では国後が有名ですが、択捉島が沖縄より大きな面積を有している事実を知ってる人は少ない様です。
此処で視点を変えて我々が猟師の視点で海側から貝殻島とノサツプ岬を眺めて見ましょう。此処は国境の2キロ地点とします。此処まで来ても貝殻島なんてさして大きくも何とも無い。後ろを振り返って見る。海水浴場でボートに乗って少し沖に出た位の距離で売店や展望台が見える。この感覚では越境なんてとても思えない。政府やマスコミは北方4島とは言うけれど、もっと現実的にはこの小さな島の中間が国境なのだ(灯台一つ建つのがやっとの大きさ)
映像的にマスコミが伝えるのは岸から見た海です。国境から見た根室は映されてはいません。そこに世論が盛り上がらない原因が潜んでいるのかも知れません。地元の人々の苦悩が伝わって来ないのです。一方銃撃を行ったロシア人は如何でしょうか。視覚的に想像して下さい。ロシア船は沖から漁船を見た訳です。根室の岸は大陸として目に映っています。一方ロシア人の云う自国である、国後や択捉はこの地点からはよほどの事が無い限り見えません。この状態で、例え違法操業の船がいたとしても銃撃する行為は、平和な日本人の感覚からは考えられない事態です。 この後は皆さん考えて下さい。
追記 4島では国後が有名ですが、択捉島が沖縄より大きな面積を有している事実を知ってる人は少ない様です。
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